奈良県矢田寺

あじさい寺としてよく知られている矢田山(やたでら)金剛山寺(通称矢田寺)。天武天皇の勅願寺として有名だ。また日本最古の延命地蔵菩薩を安置している。今からさかのぼること1300年前、大海人皇子(おおあまのみこ)後の天武天皇が、壬申の乱の戦勝祈願のためにこの矢田寺に登り、即位後は白鳳(白雉ともいう650年~654年)4年、智通僧上に命じて七堂伽欄48カ所坊を造営。それが矢田山金剛山寺(通称矢田寺)の基となった。

開山当初は十一面観世音菩薩と吉祥天女を本尊としていたが、弘仁年間(810年~823年)に満米上人により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰が中心となる。

紫陽花寺矢田寺

矢田寺にあるアジサイは約10,000株 60種類が植えられている。見ごろは6月中旬から7月上旬で、境内には小川が流れる谷を利用したアジサイ園があり、約60種約1万株が咲き競って、なんともいえず壮観である。

奈良のあじさい寺

奈良に矢田寺のほかに岩船寺(がんせんじ)があじさい寺として有名だ。山里に佇む天平の古刹。三重塔を背にした約30種約5,000株が、境内をしっとりと彩って風情がある。

長谷寺(はせでら)は平安貴族も憧れた「花の御寺」としても有名。。あじさいの季節には約8,000株の色鮮やかなアジサイが、訪れる人々の心を潤している。

京都観光

京都までは奈良から約1時間。足をのばして京都観光も楽しんでみよう。

京都のあじさいで有名なのは宇治の三室戸寺、西山の善峯寺。

地蔵菩薩とは

一般的には親しみをこめて「お地蔵さん」、「お地蔵様」と呼ばれているのが地蔵菩薩。菩薩の中のひとつである。梵名はクシティ・ガルバといい。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」を意味し、意訳されて「地蔵」となった。

あじさいの花言葉

「移り気、あなたは美しいが冷淡だ」
花色がさまざまに変化するので「七変化」とも、
四片の小さな花が毬状に咲くことから「手毬花」
とも言われます。